段ボールコンポストを失敗しないために
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環境センターで職員も実践している段ボールコンポストですが、失敗してしまったという市民の声を聞くことがあります。失敗しないためのポイントを記載させていただきますので、参考にしてください。

厚い段ボールを使う
段ボールが薄いと土壌から水分が伝わり、すぐにふやけてしまいます。段ボールコンポストを行う際は、みかんの箱などの厚い段ボールを用意できるとよいです。

水を入れすぎない
微生物が生きていくためには水分が必要なので、土壌が湿っている必要があります。しかし、水を入れすぎると土の温度が上がりづらくなり、段ボールもふやけてしまいます。土が乾燥しない程度に、生ごみの水分と水で調整してください。何事もバランスが大事なのです。

寒い時期はなるべく避ける
生ごみを分解する微生物が生きていくためには、ある程度の温度が必要です。なるべく春から夏場にかけて行うのがよいでしょう。ただし、冬場でも段ボールコンポストの周りに湯たんぽなどをつけて温度を保つことができれば、生ごみを発酵させることは可能なようです。(推奨はしません。)

入れる生ごみは細かいほうがよい
生ごみは細かくして、土壌(微生物)と接する部分を多くすると発酵がより早く進みます。逆に、野菜の芯などは、中の部分が土壌(微生物)と接することができないため、分解に時間がかかります。

虫が発生してしまった
虫が発生しても、土壌をビニール袋に入れて天気のいい日に直射日光に2~3日ほど当てれば虫を死滅させることができます。死滅させた後は、もう一度土壌を段ボールに戻し、再スタートすることができます。