段ボールコンポスト(三号機)の記録
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平成27年4月9日に祖父江町にある有限会社尾張商事様より生ごみが発酵しやすい基材[土]を提供していただきました。この土は、下記画像のように事業所から排出される生ごみを発酵させるために使用している土です。発酵による熱で湯気が出ていますが、80℃以上になることもあるそうです。

この土を段ボールコンポストに使用し、平成27年4月10日より女性職員が生ごみを堆肥化できるか実験を開始しました。

4月10日
生ごみの減量・堆肥化を目的にして段ボールコンポストを始めます。一般家庭にも少しずつ浸透してきましたでしょうか。少ない費用で、女性や子どもでも簡単に作ることができます。今回の段ボールコンポストの土は、尾張商事様から頂いた特殊な土なので、少し匂いがありました。


4月14日
最初に料理の際にでた野菜の切りくずを入れました。水を入れ、よくかき混ぜます。


4月16日
まだ始めたばかりなので分解はなかなか進みません。芯など大きいものは特に分解されていなかったので、野菜は細かくして入れるといいと思います。


4月17日
気温が上がらないので、土は少し冷たいです。野菜だけでは、油分もなくカロリーも少ないのでうまく発酵が進みません。しかし、今日もめげずに野菜と少量の水を入れました。


4月21日
休日をはさみ4日ぶりに段ボールを開けてみると、一面に白カビが生えていました。カビが生えるのはうまく発酵している証拠だそうですが、見た目は…。よくかき混ぜて少し野菜のごみを入れました。今日は、水はなしです。手でかき混ぜてみると、土壌の温度が30℃近くあるように感じました。


4月27日
台所から出る厨芥類ではなく、放置されていた市販のお弁当を丸ごと投入してみました。皆さんも食べ残しがないように気をつけましょう。投入する私ももったいないように感じました。



5月18日
ポテトサラダの余りを投入しました。久しぶりに投入したので少しだけ虫が入っていました…!!


5月20日
1リットルの使用済み天ぷら油を入れてみました。少しでも発酵・分解の助けになるといいです。
殺虫作用もかねて、天気が良いので外に段ボールを出しておきます。


5月25日
今日は野菜の生ごみより、オレンジ・バナナ・メロンなど果物の皮が多く入っています。皮は初めて入れるのでどうなるか楽しみです。そして少し土がパサついていたので水を入れてよくかき混ぜました。


5月26日
最近は使用済み油を入れ土を温かく保つようにしています。今日も果物の皮と油を入れました。


5月27日
メロンの皮と賞味期限の切れたドーナッツを入れました。糖分は段ボールコンポストに良い働きをしてくれるでしょうか。そもそも…余分なものを買わない、というのもごみ減量化で大切なことですね。


5月28日
今日は北海道産のほっけの皮と骨を入れました。魚の小骨はリンなどの栄養を含んでおり、段ボールコンポストにとっていい栄養になる、と耳にしたことがあります。分解はうまくされるでしょうか。


5月29日
野菜の皮も良いですが、魚や果物、油分を含むものなどは栄養がいいためか、微生物が集まっています。
(人間には無害です)。あとはよくかき混ぜることも良い分解につながっているように感じます。
