市指定文化財 水屋
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水塚の一種、濃尾平野の輪中地帯にみられる。洪水の際の安全のために母屋より数メートルも高い土盛をし、その上に倉(非常用の住居にもなる)を建てた。豪農は倉と非常用の住居を別々に建てていた。
この水屋は安政4年に母屋の北東に建てられた。石垣で堅固に積み上げられ(道路より2.7mの高さ)、その上に高さ3.5mの水屋が建ち、水屋の西北に銀杏と松の木(船留め用)が植えられている。2階は低い物置となっており、災害時には避難した十数人が生活できたという。

名称
水屋(ミズヤ)

文化財区分
市指定文化財

種別
建造物

時代
安政4(1857)年

員数
1棟

管理者
個人

地区
祖父江

所在地
稲沢市祖父江町神明津

指定・登録日
平成17年7月1日指定
- 平成24年:保存修理