市指定文化財 絹本著色十三仏図
- [更新日:]
- ID:2711

縦101.7cm、横38.3cm。十三仏は亡者の中陰や年忌を修するとき本尊とする十三体の仏・菩薩・明王のことである。
現行の初七日不動明王から三十三回忌虚空蔵菩薩に至る十三仏は、室町時代の極くはじめに成立したものと考えられている。それ以前にも十三仏は存在しているが、不動明王から阿弥陀如来の十仏は一定していても、他の三仏が全部大日如来にあてられたり一定していない。この画像は、左下隅の不動明王から漸次蛇行しながら上昇し、最上段の虚空蔵菩薩に至るように配置され、いずれも坐像で描かれ室町時代後期の制作と想像される。

名称
絹本著色十三仏図(ケンポンチャクショクジュウサンブツズ)

文化財区分
市指定文化財

種別
絵画

時代
室町

員数
1幅

管理者
安楽寺(アンラクジ)

地区
大里西

所在地
稲沢市奥田町

指定・登録日
昭和50年4月1日指定
- 平成9年:保存修理