県指定文化財 木造聖徳太子立像
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像高78.3cm、髪をふり分け、美豆良を結い、衲衣に袈裟をかけ、柄香炉をとって立つ姿で、世にいう太子十六才の孝養像の一例である。制作は室町初頭のものと思われるが、玉眼を用いていない理由は判然としない。臂内の両袖のあたりに大きく深い衣文を刻み、相好も若々しい太子の表情をとらえているが、美豆良の矧ぎつけ位置を誤っているので、通途の太子十六才像の形と違ってみえるのは惜しまれる。

名称
木造聖徳太子立像(モクゾウショウトクタイシリュウゾウ)

文化財区分
県指定文化財

種別
彫刻

時代
室町

員数
1躯

管理者
青宮寺(セイグウジ)

地区
大里西

所在地
稲沢市北島町

指定・登録日
昭和30年11月18日指定