県指定文化財 木造阿弥陀如来坐像(禅源寺)
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像高137.2cm、桧材、寄木造、螺髪彫出、彫眼、衲衣をつけ、定印を結び、右足を外にして趺坐する。
螺髪の粒は平安末の作例と比較するとやや大きく、両眼のみひらきが強く、まなじりが切れ上り、目鼻だちは男性的にきびしい。両頬も固く引締り、両耳の耳朶が外方に反るのも力強いものがある。像は鎌倉前期にさかのぼる半丈六像の好例で、作者はそのころの慶派の作風を学んだ仏師の一人であり、この大容をみごとにこなしえた作技は凡手のものではない。

名称
木造阿弥陀如来坐像(モクゾウアミダニョライザゾウ)

文化財区分
県指定文化財

種別
彫刻

時代
鎌倉

員数
1躯

管理者
禅源寺(ゼンゲンジ)

地区
稲沢

所在地
稲沢市稲葉一丁目

指定・登録日
昭和60年11月25日指定
- 平成16・17年:保存修理