県指定文化財 絹本著色文殊菩薩像
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縦97.8cm、横51.2cm。結髪・着冠の菩薩が両手を胸前に屈臂し、右手梵筐左手に蓮茎上の三鈷杵をもち、蓮華座に結跏趺坐する相を大きく描いたもので、この像容は両界曼荼羅にみられる密教的な文殊菩薩像である。菩薩の肉身には黄土を塗り、その輪郭は朱線の描き起しで、ほかの輪郭は墨線を用いるが、描線はいずれも太さが均一である。条帛・裳・光背・蓮弁・框座の輪郭に截金をひき、金属装身具には裏箔を置くなど、金彩も多用されている。南北朝時代の制作と考えられる。

名称
絹本著色文殊菩薩像(ケンポンチャクショクモンジュボサツゾウ)

文化財区分
県指定文化財

種別
絵画

時代
南北朝

員数
1幅

管理者
性海寺(ショウカイジ)

地区
稲沢

所在地
稲沢市大塚南一丁目

指定・登録日
昭和55年10月17日指定
- 平成9年:保存修理