稲沢市平和の桜 26 佐野桜
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名称
佐野桜(さのざくら)

解説
直立する落葉高木で、高さは6~8m、直径15~30cmとなる。花は淡紅色で、花径は3.2~3.6cm、花弁はほぼ円形で長さ幅とも1.2~1.5cmで、弁の先は2裂し、旗弁※が2~3枚ある。開花期は4月中旬である。
本種は昭和5年(1930)京都市嵯峨の佐野藤右衛門氏が、ヤマザクラの実生約1万本中から選抜した優秀花であり、典型的なヤマザクラ系のサトザクラである。牧野富太郎博士が命名された。
※旗弁:左右相称で蝶に似た形の花で、上方にある1枚の花びら。旗を立てたような形なのでいう。
(「日本の桜」解説 川崎哲也、写真 木原浩・奥田實、山と渓谷社、1993年より)

代表的な植栽場所
日光川桜づつみ
