稲沢駅周辺開発
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開発のあらまし

開発のスタートは、昭和60年に国鉄民営化に伴う操車場の機能縮小の方針が出され、大規模な遊休地が生じたことからです。
稲沢駅周辺開発は、稲沢市域でこれまでに経験のない大きな開発であり、稲沢市はもとより尾張西部の発展に寄与できるものを目指し、操車場跡地の土地利用だけではなく周辺を含めたエリアの開発を計画しました。また、開発の名称を昭和63年の公募により「グリーン・スパーク21」に決まりました。
開発地は、旧国鉄の操車場跡地(約28ha)を含むJR稲沢駅の東側約63.3haで、都市計画道路名古屋岐阜線を境に西側を尾張西部都市拠点地区土地区画整理事業(施行者:都市再生機構、施行面積:43.5ha)、東側を下津陸田土地区画整理事業(施行者:稲沢市、施行面積:19.8ha)により整備を進めていくことになりました。

開発の計画

1 まちづくりの方針
「第5次稲沢市総合計画」では、JR稲沢駅周辺における土地区画整理事業の早期完了を図るとともに、交流の場を創出し、商業、業務、情報、住宅などの都市機能の集積を目指し、「稲沢市都市計画マスタープラン」では、都市拠点と位置づけ、新たな住宅地と大規模商業が共生した活力あふれるまちづくりを推進することとしております。

2 土地利用計画
土地利用は、下図のとおり計画しています。特に、尾張西部都市拠点地区の6つの大街区は、商業・業務用地(3街区)、公共公益業務用地(2街区)、計画住宅用地(1街区)を設定しています。

土地利用図


おりづふれあい広場公園・稲沢駅東口駅前広場


3 用途地域指定・地区計画等
まちづくりの目標や方針を明確にし、具体的なルールを示す地区計画等を平成11年8月に定めました。その主な事項は、次のとおりです。

用途地域図


地区計画等の主な項目
街区名等 | 用途地域 | 防火・準防火地域区分 | 建蔽率/容積率 | 建築物の敷地 面積の最低限度 | 壁面の位置、建物等の 形態・意匠、かき・ さくの構造の制限 |
---|---|---|---|---|---|
A街区 | 商業 | 防火地域 | 80/400 | 500㎡ | あり |
B街区 | 商業 | 防火地域 | 80/400 | 1,000㎡ | あり |
C街区 | 第1種住居 | 防火地域 | 60/200 | 2,000㎡ | あり |
D街区 | 商業 | 防火地域 | 80/400 | 1,000㎡ | あり |
E街区 | 商業 | 防火地域 | 80/400 | 1,000㎡ | あり |
F街区 | 商業 | 防火地域 | 80/400 | 1,000㎡ | あり |
街区名等 | 用途地域 | 防火・準防火地域区分 | 建蔽率/容積率 | 建築物の敷地 面積の最低限度 | 壁面の位置、建物等の 形態・意匠、かき・ さくの構造の制限 |
---|---|---|---|---|---|
一般住宅 | 第1種住居 | 準防火(一部) | 60/200 | なし | なし |
一般住宅 | 第2種中高層住居 | 準防火(一部) | 60/200 | なし | なし |
一般商業 | 近隣商業 | 準防火 | 80/200 | なし | なし |
一般商業 | 準住居 | 準防火(一部) | 60/200 | なし | なし |

計画、事業の進捗状況

1 土地区画整理事業
尾張西部都市拠点地区土地区画整理事業および下津陸田土地区画整理事業は、地権者や関係者のご理解とご協力により換地処分を迎えることができました。
尾張西部都市拠点地区土地区画整理事業では、平成22年2月26日に換地処分公告を行い、下津陸田土地区画整理事業では、平成29年9月15日に換地処分公告を行いました。

2 その他
この開発は、まちづくり交付金等を活用しています。

お問い合わせ
詳細については
- 開発に関することは 市役所都市計画課
- 区画整理に関することは 市役所都市整備課
- 地区計画等に関することは 市役所都市計画課・市役所建築課