台風への備え
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日本では毎年台風による被害がたくさんあります。
被害を少なくするには、テレビやラジオの台風情報に注意することが大切です。
よりたくさんの情報を得るために、台風のことについての知識も必要になります。

台風の大きさと階級
台風の大きさは「風速15m毎秒以上の半径」、強さは「最大風速」で表されています。

台風の大きさと階級
- 大型(大きい)
風速15m毎秒以上の半径:500km以上800km未満 - 超大型(非常に大きい)
風速15m毎秒以上の半径:800km以上

台風の強さと階級分け
- 強い
最大風速:33m毎秒(64ノット)以上~44m毎秒(85ノット)未満 - 非常に強い
最大風速:44m毎秒(85ノット)以上~54m毎秒(105ノット)未満 - 猛烈な
最大風速:54m毎秒(105ノット)以上

風と被害
- 風速10m毎秒
かさがさせない - 風速15m毎秒
看板やトタン屋根が飛びはじめる - 風速20m毎秒
小枝が折れる - 風速25m毎秒
瓦が飛び、テレビアンテナが倒れる - 風速30m毎秒
雨戸がはずれ、家が倒れることもある

台風に備える
台風は、気象衛星によって事前に来ることを知ることができます。
ですが、避難する時必要な物がすぐ準備できるとは限りません。
そこで、市民が普段から台風に備えておかないといけない事を紹介します。
- テレビやラジオなどで、常に気象情報に注意しておく。
- 防災行政無線や広報車などによるアナウンスをしっかりチェックしておく。
- 懐中電灯や携帯ラジオ(予備電池も)、土のうなどをあらかじめ用意しておく。
- 非常持出品(飲料水・食料も最低3日分)を準備しておく。

いざ台風が来ると分かった時には次のような行動をとることが大事です
- 大切な家財道具は、できるだけ高い安全な場所へ移動させる。
- なるべく早く帰宅する。交通機関のマヒなどにより遅くなる場合は、経路や帰宅予定時刻を在宅の家族にはっきりと伝える。
- むやみに外出しないようにする。台風が去った後も、安心してはいけません。事故につながらないよう、いろんな所をチェックしておきましょう。
- 切れた電線が建物、庭木、塀などに接触していないかチェックする。断線などがあれば、すぐ電力会社に連絡する。
- 灯油など、危険物を入れた容器やプロパンガスボンベに異常がないかチェックする。
- 瓦、看板などの落下や倒壊の危険物がないかチェックする。
- 浸水にあった場合は、伝染病を防ぐために次の3つの事を行う。
1.床下、庭、家の周辺には脱臭・殺菌作用のある石灰をまく。
2.濡れた畳は日光で乾燥させてから、石鹸水で拭く。
3.家具などはクレゾール石鹸液で消毒する。

避難場所や避難経路の確認をしましょう
災害発生時には、避難所を開設しますので、自分や家族の生命に危険が及ぶと判断される場合には、開設された避難所に自主的に避難してください。