平成19年度第7回市民参加条例策定委員会 会議録要旨(平成20年3月10日)
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とき
平成20年3月10日、午後7時~9時10分

場所
稲沢市役所 第3分庁舎 第9会議室

出席者数
18名
政策アドバイザー1名・委員11名・市長公室長・事務局6名
(※政策アドバイザー1名は、委員を兼務しています)

傍聴者数
0名
※資料はページ下部でご覧いただけます。

1.協議事項
- 条例案について(※資料1、2、3、4)
- 意見交換
事務局より、事務局案の修正箇所について説明を行った。
(事務局)4条と5条は、2案を提示したい。
(委員長)3月6日に副委員長と事務局と私で協議した。それに基づいて事務局で修正した案を説明してもらった。意見を言ってほしい。
(委員A)前回条例案にあった参加手続きの具体的な内容は、条例ではなく規則で定めるということか?
(事務局)規則で定めさせていただく。
(委員A)スパッと切り過ぎていて、非常に残念に思う。
5条から9条の表現を「できるだけ努力する」というニュアンスに変えてほしい。市を強く縛ることは、かえってマイナスに作用しないか?
(委員長)事務局から2案を提起していただいた。
9条は、市民側から見れば市民の意見を反映されないと思える。
5条は、私から「PDCAの各過程に分けてほしい」と頼んだはずだ。
まず、9条以降について皆さんの意見を聞きたい。
(委員B)具体的な手続きを書くことは、メニューを挙げているので、この案で十分と思う。(委員A)本当に規則で定めるのか?
(事務局)説明資料(資料2)の11条の【趣旨】に書いている。規則で具体的に定めたい。
(委員長)4条と5条を議論したい。資料4を見て意見を。市民は、市民の代表ではないことを明らかにしておく必要がある。
(委員A)5条に「市民の意見を反映させるに当たり、公共の利益を考慮…」とあるが、「…可能な限り反映させなければならない」と書いた方がよい。そうでなければ、条例をつくった意味がない。要綱から後退している。
(委員C)案1の方がよいと思う。全過程において参加できる文言の方がよい。
(委員B)案1の方が適していると思う。1つの条の中にPDCAが出過ぎている。さらりと流した方がよいと思う。
(副委員長)6日にいろいろ話したが、2案出してくれと頼んだので、この場でどちらにするか話し合えばよい。
(委員長)PDCAに分けて書いた条例がこれまでなかったので、事務局は難しかったと思う。ないところは、「これから考えます」としているが、PDCAの各過程の違いを市民が意識できるようにすべきだと考えている。事務局案では、圧縮しすぎている。
(委員C)「魅力ある~」とはどういう意味か?
「自立性の高い」は市民に求めているのか?行政側からすると、市民のやれることはやってくださいということになってしまう。
(委員B)説明資料(資料2)の1条の【解釈】にあるように、「市民が主体」という意味だ。
(委員長)説明資料(資料2)の2条2号の【解釈】にあるとおり、市民参加の目的は、もっと先のレベルのことを言っている。地域課題を解決するのは市だけではない。
(委員C)もう少しわかりやすい文言があるとよい。
(委員A)条文の趣旨は、住民自治を目指すということ。
(事務局)「魅力ある」は、他市から見て、他地区から見てどうかということ。今後、説明部分も公表していくが、わかりやすくしていきたい。
(委員C)2条2号は、「市民参加」ではなく、「市民参画」の方がよいかと思う。
(委員長)【解釈】に「今後目指すべきもの」という文言を入れた方がよい。
(委員A)「参加」と「参画」には、厳密な区別はない。条例の冒頭で「参画」とすると、条例の名称まで変えなくてはいけなくなる。
(委員C)ただ「参加」するのではなくて、行政そのものに「参画」できる、つまり、行政に意見を反映させられなければ、条例の意味がない。
(委員長)「参画」という表現がはやった時期もある。ただ、「参画」では企画立案過程だけになってしまうので、どの過程にも共通する表現にしたい。
(委員C)前回の「条例に期待するのはよくない」という後先生の説明がショックだったので。
(委員長)どちらの案にするか、決めたい。私は、読んだ市民が条例の意味がわかれば、どちらの案でもよいと思っている。
(どちらの案を支持するか、一人ずつ表明するが、意見が分かれたため、ホワイトボードを使って議論しながら事務局案を修正する)
(事務局)事務局案から大きく変わったので、条例全体の見直しが必要になる。また、説明資料についても修正が必要になる。後日、委員長と協議して条例案を修正したい。委員の皆さんには、修正案を郵送することで、条例案の提出に代えさせていただきたい。

2.その他

山内市長公室長あいさつ
- 今回の会議の内容を踏まえて修正し、21年4月の条例施行を目指したい。
- 条例制定後、条例を的確に運用していくことが私たちの責務と思っている。
- 最後に、皆さんのご努力に感謝申し上げます。どうもありがとうございました。
